①蕎麦【SOBA】
蕎麦は庶民に大人気の江戸文化を代表する粋な食べ物。ルチンをはじめ、独特かつパワフルな栄養素が素晴らしい、スーパー・ヘルシーフードです。
<もくじ> 1.蕎麦とは?その文化と豊富な栄養について 2.蕎麦の文化と粋な食べ方について(動画あり) 3.おすすめのお蕎麦屋さん
1.蕎麦とは?その文化と豊富な栄養について
<蕎麦とは?>
蕎麦は、蕎麦の実をすり潰して粉にしたものに小麦粉や卵、または府海苔(ふのり)などの「つなぎ」を加えて練ります。
つなぎを全く加えないものは「十割(とわり・じゅうわり)そば」、2割のみ加えるものが「二八(にはち)そば」などと呼ばれます。
また、蕎麦の実の中心の白い部分のみを使った白っぽい麺は「更科(さらしな)そば」、蕎麦殻(そばがら)も一緒にひいた黒っぽいそばは「田舎(いなか)蕎麦」と呼ばれます。
その生地を綿棒で延ばしたものを、蕎麦切り包丁で細長く切ったものが蕎麦切りとも言われる一般的な形の麺そばです。
<蕎麦の栄養について>
蕎麦には、ビタミンB1が多く含まれています。
江戸では、ビタミンB1が不足するとなるという脚気(かっけ)という病気が流行し、その予防のためにも蕎麦がよく食べられたそうです。
また、そばに特徴的なルチンという栄養素には・毛細血管を強くする・血圧を下げる・酸化防止、細胞の老化予防などの効果があると言われています。
健康的なイメージが強い和食の中でも、特に身体に嬉しいスーパーフードですね。
<蕎麦の文化について>
江戸から明治時代にかけて、江戸では寿司などとともに蕎麦がとても好まれました。今でいうファーストフードのような屋台も人気でした。
今でも蕎麦というと江戸っ子の食べ物というイメージが強く、あまり時間をかけずに食すのが粋だと言われます。
江戸時代には、すでに蕎麦猪口(そばちょこ)につゆを入れて浸して食べるスタイルが確立していたようです。▶江戸時代のアンティークの蕎麦猪口を、お気軽な値段で購入してみますか?▶金魚亭WEBSHOP
薬味(やくみ)を入れる小皿の「薬味皿(やくみざら)」、蕎麦の入れ物を重ねる「盛り蕎麦(もりそば)」なども今の形と同じですね。
蕎麦は、江戸落語にもよく登場する食べ物です(ちなみに、京や大阪の上方落語では、蕎麦のかわりに「うどん」が登場することが多いそうですね)。落語家の方がおいしそうに音をたてて蕎麦をすする描写を見ると、つい食べたくなってしまいますよね。
なお、音をたてて食べ物を食べるのは世界的なマナーからすると珍しいようで海外の方には驚かれますが、そうすることでより鼻からも香りを楽しむことができるのだと言われています。
農村においても焼き畑で蕎麦を育てている地域では、お客をもてなすご馳走ととらえられ、どの家でも素人ながらに主が蕎麦をうつことができたといいます。そのせいか、週末の趣味は蕎麦うちとか、定年後や脱サラ後は蕎麦屋がしたいという男性は今でも一定数いるようですね。
<蕎麦の盛り付け方や提供のされ方の種類について>
ざるやへぎに盛り付ければ、ざる蕎麦やへぎ蕎麦になります。つゆは別に提供され、一口ずつつけて食べます。食後には、蕎麦湯が提供されます。天ぷらなどを一緒に注文することも多いです。
あらかじめつゆに入れて提供されたものがかけそばです。
油あげをのせれば「きつねそば」、天かすをのせれば「たぬきそば」、生卵をのせれば「月見そば」です。
他にも豚肉、牛肉、鳥肉、鴨肉、山菜などを乗せるメニューが多いです。
今でも12月31日の大晦日(おおみそか)には多くの人が年越しそばを食べます。
そば粉が金粉を集めるのに使われたことから金運が上がるとも言われ、また細く長く生きられるようにという願いが込められています。
また、最近はあまり行われなくなりましたが引っ越しの時は、新しいご近所の方々に「引っ越しそば」を配る風習があります。
2.蕎麦の食べ方について(英語字幕付き動画あり)
こちらの動画では、ざるそばやへぎそばなど麺とつゆが別々に提供されるタイプの蕎麦の食べ方についてご紹介しています。
動画には英語の字幕もついていますので、外国の方々などが蕎麦を食べるときの参考にもしよかったらお使いくださいね。
3.おすすめのお蕎麦屋さんのご紹介
●お肉を使わない、健康的なそばメニューが充実。ムスリム、ビーガン、ベジタリアンの方大歓迎!国際線がある新潟空港から近いお蕎麦屋さんです。
▶GOLDFISH JAPAN TOURS<新潟県<<下越<<<新潟市<<<<東区
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