日本の持つ季節は、四季だけじゃない!百以上の季節がある、繊細な季節感を持つ国。一年を彩る、年中行事もご紹介。毎月が風流な年中行事。
日本を繊細に彩る百以上の季節。
まずは、「四季」で4つ。そこに「梅雨」で5。
春秋時代に中国から入って来た「二十四節気」を足すと29、
それらをより細かく区分した「七十二候」で101。
さらに日本だけにある「雑節(ざっせつ)」でプラスアルファ、それ以上になります。
五節句(桃の節季、端午の節句、七夕の節句など)や
お正月、お月見、大晦日などの年中行事が、
それらの中で一年を通じて「ハレの日」として日常を彩ります。
もくじ: (1)日本の年中行事には、どんなものがある?特に有名な「五節句」とは? (1)-①人日の節句 (1)-②桃の節句 (1)-③端午の節句 (1)-④七夕の節句 (1)-⑤重陽の節句 (2)「お正月」「小正月(女正月)」「節分」「夏越しの祓」「お月見」「後の月見」「十日夜」「大晦日」など・・・。 一年を通じてお楽しみがいっぱい!五節句以外の日本の年中行事には、どんなものがある? (3)四季だけじゃない、二十四の季節を持つ国、日本。天気予報でもおなじみの、「二十四節季」とは? (4)えっ、もっと細かい区分があるの?「七十二候」や、日本だけにある「雑節」とは? (5)金魚亭のカレンダーで、季節感をもっと×2楽しみませんか?旧暦もイベント情報もばっちりです♪
(1)日本の年中行事には、どんなものがある?特に有名な「五節句」とは?
代表的な年中行事の5つは『五節句』と呼ばれます。室町時代の武家社会で制定されました。
1 1月7日の人日(七草)の節句
2 3月3日の人日(桃)の節句
3 5月5日の端午(菖蒲)の節句
4 7月7日の七夕(笹)の節句
5 9月9日の重陽(菊)の節句
<COMING SOON>
季節の節目になるのが「節句」で、それぞれの節句は同じ数字、しかも「奇数が重なる日」に行われます。
例:3月3日、5月5日など。
奇数は「陽」の数字と言われ、縁起が良いのです(一方、割り切れる偶数は「陰」の数字と言われ
あまりお目出たくないので茶道などでも好まれないようです)。
どれも、日本人にはおなじみの年中行事として親しまれています。
その他の主要な年中行事について
「お正月」
「小正月(女正月)」
「節分」
「夏越しの祓」
「お月見」「後の月見」
「十日夜」
「大晦日」
<COMING SOON>
まずは、「四季」。そして「梅雨」。
北半球のに位置する日本には、はっきりとした春夏秋冬があります。
春の桜や夏の向日葵、秋の紅葉、冬の雪など、四季折々の自然の移り変わりは、いつもそれぞれに私達の目や五感を楽しませてくれます。
エッセイ:金魚のひとりごと 赤道付近や南極、北極意外、四季のある国は世界中にあります。 が、三か月ごとにはっきり移り変わることとそれぞれにお花見や花火大会、お月見など季節の行事が盛大なこと。 また最近は失われて来てしまっているのかもしれませんが、何より和歌に見られるように 闇夜でも梅の花が咲いていることが分かる花の香りに気付いたり、 かそけき秋の虫の声を愛でる非常に繊細な感受性は、日本人の特徴のひとつかもしれません。
▶︎四季の移り変わりを和歌でお金をかけずに楽しむ方法♪「金魚亭歳時記」のメルマガ登録で、思わず周囲に話したくなる季節のお話がほぼ毎日届きます。
国際薬膳食育士の高津もろみ先生は、従来の四季に「梅雨」を加えた「五季の薬膳」を提唱されています。春と夏の間に位置する雨季は、農耕にとっても欠かせない季節です。
二十四節気【NIJYUUSHI-SEKKI】
1年を24に分ける季節区分です。天気予報やニュースの挨拶で「暦の上ではもう秋ですが」などとアナウンサーが言っている、あれですね。春秋戦国時代の古代中国から入ってきました。
立春 2月4日〜2月18日 /d雨水 2月19日〜3月4日 /啓蟄 3月5日〜3月19日
春分 3月20日〜4月3日/清明 4月4 日〜4月18日/穀雨 4月19日〜5月4日
立夏 5月5日〜5月19日/小満 5月20日〜6月4日/芒種 6月5日〜6 月20日
夏至 6月21日〜7月6日/小暑 7月7日〜7月21日/大暑 7月22日〜8月6日
立秋 8月7日〜8月22日/処暑 8月23日〜9月6日/白露 9月7日〜9月21日
秋分 9月22日〜10月7日/寒露 10月8日〜10月22日/霜降 10月23日〜11月6日
立冬 11月7日〜11月21日/小雪 11月22日〜12月6日/大雪 12月7日〜12月20日
冬至 12月21日〜1月5日/小寒 1月6日〜1月19日/大寒 1月20日〜2月3日
七十二候【SHICHIJYUUNI-KOU】
先にご紹介した二十四節気のそれぞれを、さらに三分の一ずつに分けて、よりきめ細やかな季節の区分としています。
東風凍を解く 黄鶯睍睆く 魚氷に上る 雨水
2月19日頃
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3月5日頃土脈潤い起こる霞始めて靆く草木萌え動く 啓蟄
3月6日頃
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3月20日頃蟄虫戸を啓く桃始めて笑う菜虫蝶と化す 春分
3月21日頃
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4月4日頃雀始めて巣くう桜始めて開く雷声を発す清明
4月5日頃
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4月19日頃玄鳥到る鴻雁北へかえる虹始めて見る穀雨
4月20日頃
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5月4日頃葭始めて生ず霜止んで苗出ず牡丹華さく夏立夏
5月5日頃
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5月20日頃蛙始めて鳴く蚯蚓出ずる竹笋生ず小満
5月21日頃
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6月5日頃蚕起きて桑を食う紅花栄う麦秋至る芒種
6月6日頃
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6月20日頃螳螂生ず腐草蛍と為る梅子黄なり夏至
6月21日頃
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7月6日頃乃東枯る菖蒲華さく半夏生ず小暑
7月7日頃
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7月22日頃温風至る蓮始めて開く鷹乃学を習う大暑
7月23日頃
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8月6日頃桐始めて花を結ぶ土潤いて溽し暑し大雨時行る秋立秋
8月7日頃
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8月22日頃涼風至る寒蝉鳴く蒙霧升降す処暑
8月23日頃
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9月7日頃綿の柎開く天地始めて粛し禾乃登る白露
9月8日頃
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9月22日頃草露白し鶺鴒鳴く玄鳥去る秋分
9月23日頃
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10月7日頃雷乃声を収む蟄虫戸を坯す水始めて涸る寒露
10月8日頃
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10月22日頃鴻雁来る菊花開く蟋蟀戸に在り霜降
10月23日頃
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11月6日頃霜始めて降る霎時施す楓蔦黄なり冬 立冬
11月7日頃
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11月21日頃山茶始めて開く地始めて凍る金盞香し 小雪
11月22日頃
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12月6日頃虹蔵れて見えず朔風葉を払う橘始めて黄なり 大雪
12月7日頃
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12月21日頃閉塞く冬と成る熊穴に蟄る鱖魚群がる 冬至
12月22日頃
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1月4日頃乃東生ず麋の角解つる雪下麦を出だす 小寒
1月5日頃
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1月19日頃芹乃栄う水泉動く雉始めて雊く 大寒
1月20日頃
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2月3日頃款冬華さく水沢腹く堅し鶏始めて乳す
雑節【ZASSETSU】
日本独自の季節区分です。主に以下の9つがあります。
節分【SETSUBUN】
彼岸【HIGAN】/春彼岸【HARU-HIGAN】・秋彼岸【AKI-HIGAN】
社日【SHANICHI】
八十八夜【HACHIJYUU-HACHI-YA】
入梅【NYUUBAI】
半夏生【HANGESHOU】
土用【DOYOU】
二百十日【NIHYAKU-TOUKA】
二百二十日【NIHYAKU-HATSUKA】
さらに、以下を加える場合もあります。
上元【JYOU‐GEN】/小正月【KO-SYOUGATSU】
中元【CYUU‐GEN】/盂蘭盆【URA-BON】
下元【KA-GEN】/大祓【OO-HARAE】
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