皆さんは、お抹茶は飲まれますか?
お抹茶茶碗でお点前で本格的に頂く、ということ少なくても抹茶アイスや抹茶チョコ、抹茶ラテなら大好きという方も多いかもしれません。
最近はお抹茶は、世界でも健康的な飲料として特に健康志向の高いニューヨーカーなどの間でも有名になってきて来ています。大都市のメインストリートにも大人気の抹茶カフェがあり、皆に愛されています。
ではなぜ、飲み物としてのお抹茶がそんなに人気なのでしょうか?
(1)お抹茶の味とその美しい色について🍵
皆さんは、お抹茶は飲まれますか?
最近はお茶会だけでなく世界でも健康的な飲料として、特に健康志向の高いニューヨーカーなどの間でも有名になってきて来ています。大都市のメインストリートにも大人気の抹茶カフェがあり、皆に愛されています。
なぜ、お抹茶がそんなに人気なのでしょうか?
もくじ:
(1) お抹茶の味と美しい色について
(2) 他のお茶類と比べたときのお抹茶の特徴について
(3) 抹茶の驚きの栄養について
(4) お抹茶の歴史について
(5) おうちで美味しくお抹茶を点てる方法は?
TIKTOK:抹茶と和菓子をより美味しく頂くコツとは?
(1)お抹茶の味とその美しい色について
お抹茶の大変美しい黄緑色は、人口着色料などではなく自然な茶葉の色です。
ほろ苦く、独自の癒しの香りを持ち、ミルクや他のスイーツともとても良く合います。
また粉末状なので、飲み物やスイーツに混ぜて使いやすいです。
そのため、抹茶ミルクや抹茶ラテ、抹茶アイスクリーム、抹茶チョコレート、抹茶ケーキなど様々なスイーツがあります。
(2)他のお茶と異なる抹茶の特徴について
ところで 緑茶や煎茶、 紅茶、 烏龍茶、そして抹茶がすべて同じお茶の葉で出来ていることはご存じでしょうか?(注※より正確には、中国種(緑茶に適する)とアッサム種(紅茶に適する)などの種はあります)
違いは、それらが発酵しているかどうか。緑茶は非発酵茶、紅茶は発酵茶、烏龍茶は半発酵茶です。 それでは、抹茶はどうでしょうか?その点で言うと、抹茶は”非”発酵茶です。発酵を止めるために、蒸すことで熱を加えています。抹茶の明るい黄緑色がいつまでも鮮やかで美しいのは、発酵が進んで色が変化することがないからなのですね。
抹茶は茶葉を石臼なので挽いて丸ごと細かい粉にするため、大変栄養価が高いです。β-カロチン、ビタミンE、食物繊維などは水に溶けにくいので煎茶では取りにくい要素ですが、お抹茶で茶は丸ごと摂取できます。さらにカテキンは緑茶の2倍、テアニンは10倍以上含まれていると言われています。
さらに言えば、同じ茶葉でありながら抹茶が緑茶と栽培方法において違うのは「かぶせ茶」である点というです。緑茶が日光の元で摘まれるのに対し、抹茶はよしず等で遮って「日陰で」栽培されます。
そのことで旨味を増し、テアニンという後述する非常に大事な栄養素が失われるのをふせぐのだそうです。
ちなみに、緑茶の中でも最高級である「玉露」も、抹茶と同じ「かぶせ茶」で栽培されます。
(3)抹茶の栄養について
抗酸化作用に風邪予防、アンチエイジングにダイエット効果、そして特筆すべきディープ・リラックス効果とはー。
カテキン/リラックス効果、抗ウイルス効果 カフェイン/覚醒効果、脂肪燃焼効果 テアニン/抗酸化作用、肥満予防 ビタミンC/抗酸化作用、風邪予防 ビタミンE/抗酸化作用、血行促進、アンチエイジング ルテイン/抗酸化作用、目の網膜に沈着し、ブルーライトから目を保護 ビタミンK/骨タンパク質活性、骨形成活性 食物繊維/ 便秘改善、ダイエット効果その他
お抹茶に含まれるビタミン類について
抹茶には、緑茶にはない「ルテイン」や「ビタミンK」が含まれています。
抹茶一杯に含まれるルテインは約1mgです。ルテインには、抗酸化作用があります。 目の網膜に沈着し、ブルーライトから目を保護することが知られています。体内で合成できないため、食事から摂取する必要がある重要な成分です。
またビタミンKは、抹茶一杯で1日の推奨摂取量の29%を摂取できます。ビタミンKは、ほうれん草や小松菜、納豆などにも含まれる栄養素です。また、骨タンパク質を活性化し、骨形成を促進することから、骨粗鬆症の治療薬としても使用されているそうです。
また、抹茶を引用したグループではそうでないグループと比べて便中のビフィズス菌が増加し、動体視力の改善も確認されました。 運動と合わせて摂取することでもより効果が期待できるそうです。
アンチエイジング効果について
抹茶には、高レベルの抗酸化物質が含まれています。この抗酸化作用は体内の細胞を酸化させ、老化や病気の原因となる活性酸素を除去するので、シミやシワの予防にも効果が期待できます。
抹茶は茶葉を丸ごと粉にしてて作られるため、抗酸化物質がより凝縮されていると言えます。
その濃度は、抗酸化物質が豊富だと言われるブルーベリーや葉物野菜、ナッツよりも高いと言われているのですって!
ダイエット効果について
抹茶には「カテキン」が含まれています。カテキンは、脂肪の燃焼と脂肪の吸収の抑制を助けると言われています。また、抹茶に含まれる「カフェイン」にも脂肪燃焼効果が期待できます。
そして「食物繊維」には、腸内環境を整えて便通を良くする効果があります。
抹茶を上手に生活に取り入れることで、嬉しいダイエット効果も期待できそうですね。
風邪予防効果について
ウイルスが細胞に付着しにくくなり、増殖しにくくなると言われています。抹茶にはビタミンCも含まれているので、風邪の予防にも期待できます。
特筆すべき、「テアニン」によるリラックス効果について
抹茶にはテアニンが豊富に含まれています。テアニンはアミノ酸の一種です。前述のとおりテアニンにはリラックス効果があるとも言われています。
テアニンを摂取した人の脳波にはリラックスした状態で見られるα波が多く発生したという実験結果もあるそうです。お茶を飲んだ後の爽快感は、テアニンのリラックス効果によるものと言われています。
さらにストレスによる心拍数や血圧の上昇を抑え、睡眠の質や集中力を高める効果が期待されます。
また、テアニンは旨味(うまみ)と甘味をもたらすうま味成分の一種でもあります。
抹茶は、テアニンのおかげでおいしく頂きながらリラックスできる飲み物となっていると言えそうです。
ESSAY:抹茶と瞑想の歴史的な関係について
お茶は7世紀から9世紀にかけて、遣唐使が唐の国から日本に伝えました。最初の頃は、団茶(だんちゃ)又は餅茶(べいちゃ)と呼ばれる発酵させた茶葉の塊を少しずつ削って、それを煮出して飲んでいました。
平安時代には、天台宗の開祖の最澄が京都に持ち帰って苗木を植えたと言われています。
鎌倉時代になると、臨済宗の禅僧である
栄西が留学僧として訪れていた宗の国から持ち帰ったお茶の木を京都の栂ノ尾(とがのお)に植え、国産のお茶の栽培が始まります。 この頃になると、今の抹茶と同じような飲み方をしていたようです。 栄西はまたお茶の種類や薬としての効能、飲み方などを表わす「喫茶養生記」という書を書きました。
当時のお茶は非常に高価で、皇帝や貴族、高僧など高貴な人々しか飲むことができませんでした。
2代目鎌倉将軍の実朝(さねとも)が、
二日酔いの薬として飲んだという記録もあるのじゃ★
最初の頃、お茶は非常に高価で健康長寿のための薬として飲まれていました。
だから、今でも抹茶は「一杯、二杯」ではなく
薬のように「一服、ニ服」と数えるんですって!
そして禅宗の寺院では、禅僧たちが瞑想のための儀式でお茶を飲んでいました。 茶道(茶の湯)は禅宗の影響を受けるようになります。
▶茶道と禅宗の関係について
▶お抹茶の歴史について
「テアニン」が私たちの精神をより穏やかにリラックスさせることも、禅の瞑想に貢献しています。
テアニンがもたらすリラックス効果について重要な点は、カフェインが交感神経による「興奮」によって私たちの動きを促進するのとは異なり、テアニンは副交感神経により我々の神経を「リラックス」させることです。
だから、日常生活の中で深いリラックスと神経の落ち着きを促進し、興奮ではなく静けさの中で集中力を高める飲み物として抹茶はお勧めです。
コーヒーを飲むビジネスマンのイメージ :
がんばらないと!急げ!あれもこれも!
抹茶を飲むビジネスマンのイメージ :
研ぎ澄まされた緊張感の中で、落ち着きながらも
仕事に集中しています。
◇参考にさせて頂いたお抹茶の栄養に関するサイトです。
https://choice-suppli.com/info/
https://vegewel.com/ja/style/matcha
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00283/093000052/
まとめ:
お抹茶は丸ごと粉にするので、栄養が豊富!!
カフェインの覚醒効果と、テアニンのリラックス効果で
理想の精神バランスが期待できそう。
ビタミンや食物繊維も豊富で美肌効果や整腸作用まであるというから、
普段の生活に取り入れたいですね。
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