毎年(まいとし)5月5日は、「端午の節句(たんごのせっく)」です。旧暦(きゅうれき)では、2020年は6月25日です。
男(おとこ)の子(こ)がいる家(いえ)では、「鯉(こい)のぼり」や「鎧兜(よろいかぶと)」を飾(かざ)りつけます。ちまきや柏餅(かしわもち)を食(た)べます。また、「菖蒲(しょうぶ)の節句(せっく)」とも呼(よ)ばれます。
〈目次〉
1. 端午の節句、菖蒲の節句、子供の日とは。鯉のぼり、五月人形を飾る訳。 2.端午の節句に食べる物とは?ちまきのいわれ。 〈エッセイ〉新潟県の旧山北町、金色の「あくちまき」と越南(ベトナム)の関係についての考察 3.葉菖蒲と花菖蒲の違いについて。菖蒲の葉の効能、使い方は?どこで手に入る? 4.「端午の節句」は、元々は女性達のための行事だった・・・? 5.端午の節句に飾る「薬玉」とは?
『端午の節句』は、日本の代表的(だいひょうてき)な年中行事(ねんちゅうぎょうじ)で、五節句(ごせっく)のひとつです。
→『五節句(ごせっく)』とは?
1. 端午の節句、菖蒲の節句、子供の日とは。鯉のぼりや鎧兜、五月人形(ごがつにんぎょう)を飾る訳。
端午(たんご)は、5月の一番(いちばん)はじめの日です。
最初(さいしょ)の頃(ころ)、日本では5月5日は女(おんな)の日でした。
田植(たう)えの前(まえ)に、女たちが菖蒲(しょうぶ)を屋根(やね)に飾った家に集(あつ)まって身(み)を清(きよ)めました。
江戸時代(えどじだい)になると、菖蒲が勝負(しょうぶ)と同(おな)じ読み方(よみかた)なので次第(しだい)に男の子(おとこのこ)のおまつりになっていきました。
中国(ちゅうごく)から
滝を登り切った鯉は龍になるという「登竜門」の故事から、鯉のぼりは立身出世を願って飾られる。
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