金魚亭古代史研究会ESSAY:1.古事記は、神話で表現された実際の歴史、高天原も根の国も「あの」実在の国!

日本最古の書物と言われる7世紀に書かれた古事記には、上・中・下巻がありその内の「上巻」は神世の代として日本の成り立ちを表す神話が描かれているとされています。

(六四五年の大化の改新以降は、神々の歴史の記述が終わり人間の歴史が始まることを考えると、自分たちの政権以前のことが事実ではなく神話の出来事であったとすることで、過去の歴史としての真実の記録はきちんと捨て去ることなく残しつつ、自身の必要な権威の正当性を保つための政治的統治のため必要であると言えるでしょう。)


地名も実在の場所

いきなりかなり大胆な考察になりますが金魚亭によると、

●まず、皇室の祖先神である天照大御神など名前に「天」の付く神々が天下ってくる「高天原(たかまがはら)」は朝鮮半島の西側(現在は韓国)に実在した国「百済(くだら)」であると考えます。

●また、その弟であると言われる須佐之男命(すさのおのみこと)の国「根の国」は、同じく朝鮮半島の東側(現在の北朝鮮の辺り)に位置する、「新羅(しらぎ/しんら)」。
元々百済は新羅から派生してできた国であることを考えると、根の国というのは「ルーツ」の国、とも読めます。

神話では出てきませんが加羅という朝鮮半島の南端の国も、インド系の文化があって日本と関りが非常に深い、というか日本(新羅)が作った場所のようです(龍蛇系の姫君達の文化のルーツかと思うのですがそれについてはまた)。

●そして「葦原の中つ国(あしはらのなかつくに)」は、日本。こちらは古事記の中にはっきりと記されています。ある意味で進んだ文明を持っていた朝鮮半島から見たら、葦の生い茂る未開の国としたようです。

●金魚亭の考えによるとさらには、「黄泉の国(よみのくに)」も実在の場所で、彼ら朝鮮半島の方々から見たらまるでおそろしい者たちが巣くう死者の国のようだとして描写したのは日本の地に元々住んでいた土蜘蛛、熊襲や蝦夷(これらもすべて支配側の付けた失礼な蔑称ではありますが)などの、先住民達の住む地域のようなのです。




最初の方でアダムとイブのような男女として登場するイザナギとイザナミが結婚して次々に子供の神々を産む(自分たちの統治する国=エリアを増やしていく)のですが、最後の火の神が生まれた時のやけどが元でイザナミが亡くなり黄泉の国へ行ってしまいます。これは、火の神=熊襲(今でも火の国熊本などと言いますが火の神である、加具土命・カグツチノミコトの地です)に負けて、女性祭祀の方が連れ去られたことを意味していると思います。
イザナギは連れ戻しに行くのですがすでにその地のものを食べてなじんでしまった上その姿を見られたイザナミは、黄泉の国の追手によりイザナギを追いかけます。

古代朝鮮半島の歴史

イザナギが葡萄や酒を投げてそれらに黄泉の国の人々が夢中にさせ、最後に神聖な果物である桃を投げて退治するという流れは最初は酒やごちそうで油断させ、寝入ったところを襲うという手法(ヤマトタケルがよくやっている方法、八岐大蛇も後の時代の酒呑童子もこの作戦)、桃太郎のように大陸側の人間を送り込んでやっつける、という物語の象徴でしょうか。命からがら黄泉の国から戻ってきたイザナギは

元々蝦夷(2万年前にアフリカから歩いてやってきて世界中に広がった人々)や熊襲高志など(ムー大陸やレムリアの生き残りの人々かもしれないポリネシア系海洋民族)の先住民が住んでいた。
の始皇帝が遣わした徐福が日本に辿り着きもどらなくなり、そのまま高い山に住んで修験道の行者になっていた。
朝鮮半島の新羅から神話でいうところのスサノオの一派がやってきて、各地の姫君と結婚しながら領土を拡大していたのが出雲の国
そこに百済からアマテラスの一派がクーデターを起こし、s上記の人々を排除し、あるいは婚姻し、臣下として、朝廷を打ち立てる。



神々が海をかきまぜて国を産んだり、剣や勾玉などのアイテムや、神の目や鼻などのパーツから新たな神を産んだりする描写など、およそ現実的とは思えないような内容が続きます。

しかし、これらはほぼ全て、現代の天皇家のできる前の日本の歴史であると金魚亭古代史研究会では思います。

歴史はいつの世も勝者のものと言いますが、最終的に運命により支配者となった勢力が自分たちが治める以前のできごとを現実ではなく神話として残そうとしたのです。


地名も実在の場所

さてかなり大胆な考察になりますが金魚亭によると、

●まず、皇室の祖先神である天照大御神など名前に「天」の付く神々が天下ってくる「高天原(たかまがはら)」は朝鮮半島の西側に実在した国「百済(くだら)」であると考えます。

●また、その弟であると言われる須佐之男命(すさのおのみこと)の国「根の国」は、同じく朝鮮半島の東側に位置する「新羅(しらぎ/しんら)」。
元々百済は新羅から派生してできた国であることを考えると、根の国というのは「ルーツ」の国、とも読めます。

神話では出てきませんが加羅という朝鮮半島の南端の国も、インド系の文化があって日本と関りが非常に深い、というか日本(新羅)が作った場所のようです(龍蛇系の姫君達の文化のルーツかと思うのですがそれについてはまた)。

●そして「葦原の中つ国(あしはらのなかつくに)」は、日本。こちらは古事記の中にはっきりと記されています。ある意味で進んだ文明を持っていた朝鮮半島から見たら、葦の生い茂る未開の国としたようです。

●金魚亭の考えによるとさらには、「黄泉の国(よみのくに)」も実在の場所で、彼ら朝鮮半島の方々から見たらまるでおそろしい者たちが巣くう死者の国のようだとして描写したのは日本の地に元々住んでいた土蜘蛛、熊襲や蝦夷(これらもすべて支配側の付けた失礼な蔑称ではありますが)などの、先住民達の住む地域のようなのです。




最初の方でアダムとイブのような男女として登場するイザナギとイザナミが結婚して次々に子供の神々を産む(自分たちの統治する国=エリアを増やしていく)のですが、最後の火の神が生まれた時のやけどが元でイザナミが亡くなり黄泉の国へ行ってしまいます。これは、火の神=熊襲(今でも火の国熊本などと言いますが火の神である、加具土命・カグツチノミコトの地です)に負けて、女性祭祀の方が連れ去られたことを意味していると思います。
イザナギは連れ戻しに行くのですがすでにその地のものを食べてなじんでしまった上その姿を見られたイザナミは、黄泉の国の追手によりイザナギを追いかけます。

古代朝鮮半島の歴史






元々日本列島には、蝦夷(2万年前にアフリカから歩いてやってきて世界中に広がった人々で鬼といわれる)や熊襲高志など(ムー大陸やレムリアの生き残りの人々かもしれないポリネシア系海洋民族で蛇や龍とされる)の先住民が住んでいました。
また古代中国にあって初めてその地域を統一したの始皇帝が遣わした徐福が日本に辿り着きもどらなくなり、そのまま高い山に住んで修験道の行者になっていました(天狗と言われる)。
朝鮮半島の国新羅から神話でいうところのスサノオの一派がやってきて、各地の姫君と結婚しながら領土を拡大していたのが出雲の国
そこに同じく朝鮮半島の百済からアマテラスの一派がクーデターを起こし、上記の人々を排除し、あるいは婚姻し、臣下として、朝廷を打ち立てる。

新羅は日本を領土とし、朝鮮半島の南端に日本の植民地として加羅という国を打ち立て、一時期は百済をも領土とするなど勢いがあった。
しかし北方の大国である高句麗と手を組んだ百済に今度は敗北し、立場が逆転。

百済(高天原)のアマテラスが姉、根の国(新羅)のスサノオが弟という立場になる。それに伴い地上(日本)も百済によこしなさい、となります。

アマテラスはスサノオを信用しないので、受請(うけひ)という誓約をしてスサノオが差し出した剣をアマテラスがかみくだくと美しい女神が三柱生まれるという神話があります。
これは現実には、信じてもらうために、自分が地上(日本)で結婚して領土とした国の姫をあなたのものにしていいですよ、と差し出したことにあたるのではないでしょうか。
宗像三女神といわれる田心姫神(たごりひめ)、多岐津姫(タギツヒメ)、市杵島姫命(イチキシマヒメ)。水辺の国、田んぼの国、街場の国のそれぞれ象徴といったところでしょうか。

一方の百済のアマテラスも、自分たちが地上を治める男神五柱をかみ砕いた勾玉から生み出します。


とはいえその後のスサノオは皮をはいだ馬を神聖な機織りの場所に投げ入れるなどめちゃくちゃに暴れまわって全然言うことを聞かないのでアマテラスはもう嫌、ってなって天岩戸にひきこもってしまいます。

ここから有名な天岩戸神話のシーンで、天岩戸に引きこもったアマテラスを引き戻すためにアメノウズメが舞を踊りヌードになって、神々がどっと笑ったところで気になって顔を出したアマテラスを力持ちの神が引っ張り出すというお話です。

そして、地上にやってくることになったアマテラスの孫である二二ギノミコト一派のために猿田彦命という地上の神が道案内を申し出てやってきます。猿田彦は天狗の姿で描かれることが多いのですが、先に日本に来ていたユダヤ系修験道の方でしょう。※今でも日本各地のお祭りでは道案内、道開き役としてお神輿を先導することが多いです。

ちなみに猿田彦は、百済からアメノウズメを連れてきて、結婚します。
道案内の時、眼光のするどさをおそれて高天原の男性の神々がひるんでばかりいる中、笑顔で現れて猿田彦を魅了してしまったというアメノウズメの功績は国譲りでの大きな功績なのではないでしょうか。女性の力はすごいです。

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そんな感じで、(細かい部分は違っているかもしれないですが)当時の半島の情勢と合わせて鑑みると、日本神話の物語もまた違った見方ができてくると思います。


















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