今日は何の日?1月15日は『小正月』『女正月』です。お正月に忙しかった女性達が、ほっと一息つける日です。

小正月には、屋内に華やかな繭玉を飾り付けて養蚕の予祝をします。お正月に忙しかった女性達が一息つける日なので『女正月』とも言われます。

かつて、日本の各家々では繭玉を作る蚕を飼って、
さかんに養蚕が行われていました。
外はまだまだ雪景色。花の少ないこの季節に、屋内に
繭玉の花を咲かせて華やかに飾り付けることで、
その年の養蚕の「予祝」を行います。

もくじ:
1.小正月はいつ?旧暦のお正月とも関係がある日?
2.小正月の繭玉飾りについて。おめでたいモチーフにはそれぞれに、どんないわれがあるの?
3.今年は女正月のガールズパーティーをしてみては!?
4.「どんど焼き」など、各地で行われる小正月行事について
5.GOLDFISH TOURS:小正月行事が体験できるツアーのご紹介

1.1月15日は小正月。旧暦のお正月とも関係がある日?女正月のいわれとは?

1月15日は、小正月です。

日本では1月1日を大正月、1月15日を小正月と呼ぶことがあります。

中国から太陽太陰暦がもたらされる以前、
毎月「望(もち)の日」、満月となる15日月の始まりとしていた名残であるとも言われます。

小正月は、別名女正月と呼ばれることがあります。
お正月に親戚のおもてなしなどで台所仕事が忙しかった女性達がほっと一息つける日ということだそうです。

朝から、紅い色が魔除けの力を持つという小豆お汁粉などを食べるといいそうです。女性達には、もってこいの習慣ですね(笑)。

2.小正月の繭玉飾りについて。おめでたいモチーフには、それぞれどんないわれがあるの?

小正月には、繭玉(まゆだま)を飾ります。真冬の季節に、屋内にはまるで春が来たかのように華やぎます。

繭玉の名前の由来はかつて日本の各家庭でが養蚕がさかんに行われていた頃、繭の玉を枝にさして花のように飾り付けることで、その年に沢山いい絹ができるよう予祝を行っていたからだそうです。

丸めた餅のお団子を赤や緑に色付けし、枝にさして飾る地域もあります。


筆者の住む新潟では、おめでたいモチーフの型で米粉を焼いたものに綺麗に色付けをして、みずきの枝に飾ることが多いです。
旧月潟村の『多屋』さんの繭玉は、今でもこの伝統の方法で1個1個手作りされています。季節になるとご近所のお母さん達が集まって来て、囲炉裏を囲んで色付けしているのはこの地域の小正月の風物詩です。

〇おめでたい『
〇金運が上がる『小判
〇『恵比寿様』に『大黒様
〇七福神の乗った『宝船
〇野菜の『かぶ
(株があがるように上の方に飾るのがお約束)

などがあります。


色とりどりに塗られたまあるい玉たちは、きゅんきゅんが止まらなくて切なくなるほどかわいらしいです。

これらは全て同じ形の2つのパートが対になっているので、お水を塗って両方を貼り合わせます。

同じ色にしたり、違う色同士にしたり、楽しい作業です♪貼り付ける際は、間に白い紙紐を挟んで

全体のバランスを見ながら、みずきの木の枝に結びつけていきます。

高いところに飾ったら、完成です!

3.今年は「女正月のガールズパーティー」をしてみては?

お菓子やお茶を用意して好きな着物を着たら、皆で繭玉を飾り付け。
そんな女正月は如何ですか?

こちらは、金魚亭で行った小正月のガールズパーティー(一部ボーイズも!?^^;)の様子です▶

女正月のガールズパーティー | 金魚亭まじめぐの「日本の年中行事を全部やってみた」 (ameblo.jp)

この時の様子は、地元の新聞「新潟日報」さんに取材して頂きました。
ありがとうございました!

 

4.『どんど焼き』など、各地で行われる小正月行事について

どんど焼き、塞(さい)の神、左義長(さぎちょう)などと呼ばれる小正月行事が各地で行われます。

竹や藁で作った塔で、その年のお正月に飾った門松注連縄などを焼きます。
これは、お正月にお正月飾りにお迎えした歳徳神(歳神様)を、炎と共に天にお返しするという意味があるのだそうです。

▶お正月のお飾りには、それぞれどんな意味がある?
▶お正月の歳神様とは?

 

お正月の書き初めも燃やすことがあり、この時に炎が高く舞い上がると、字が上達すると言われてます。

5.GOLDFISH TOURS:小正月行事が体験できるツアーのご紹介

雪中闘牛や錦鯉の発祥の地新潟県の長岡市、旧山古志村。▶

毎年小正月には、日本一の塞の神が行われます。

外部サイトへ:GOLDFISH TOURS

山古志【YAMAKOSHI-VILLAGE】If you wanted experience Japan’s most unique and deep”Countryside Culture”,here is the most recommended. – GOLDFISH TOUR NIIGATA, JAPAN (sakura.ne.jp)

古志の火まつり <今年度はコロナウィルスのため中止です>

 

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