『今日は何の日?』お正月【O-SYOYGATU】1月1日は新たな年の始まり。日本独自の風習で迎えましょう。

新たな年の始まり。初詣をして家族でお節料理やお雑煮を食べ、お飾りに年神様をお迎えして心新たに新年を迎えます。

<もくじ>
1. お正月に欠かせないお飾り付け三点セット
 ・門松・しめ縄・鏡餅
 ・これらのお飾りでお迎えする「歳神様」とは? 
2. お正月の料理
 ・お節料理・お雑煮・お屠蘇・郷土料理
3. お正月の風習
 ・初日の出・初詣で・おみくじ・お年玉・・年賀状・初夢(宝絵)
 ・書き初め・初売りの福袋
4.初詣のおめでたいアイテム
 ・破魔矢・熊手・だるま・御神酒・お札
5.お正月の伝統的な子どもの遊び
 ・羽根つき・凧揚げ・駒まわし・福笑い・すごろく・かるた

1.お正月に欠かせないお飾り付け3点セット
~門松・しめ縄・鏡餅~

お正月に飾るものと言えば門松・締め縄・鏡餅ですがこれらは、新たな年神様をお迎えするための意味があるお飾り付けです。

・門松【KADO-MATSU】 

玄関の前などに置く、をあしらった飾り物です。年神様がやってくる目印になると言われています。

日本には平安時代から貴族の間で「小松引き」という行事が行われていました。新年最初の子(ね)の日に、山に入って根っこが付いたままの小さな松の若木を持ち帰ります。

門松はこの風習の流れを引いていると言われます。本来は松が主役ですが、今では竹が目立つものが多いのは戦国時代に戦国武将達がそのデザインを競ったからだと言われています。

今でも、小さな根付きの松のし紙に包んで赤と金の水引を結び、門松の変わりに玄関先に飾る家もあります。

また、商店や民家で門松を置くスペースがないなどの場合にはその代用となる紙を貼ることもあります。

・注連縄(しめなわ)【SHIME-NAWA】

ここからは歳神様のいらっしゃる、神聖な場所だと区切る結界です。
そのため鏡餅の前や、鏡餅を置く部屋の入り口、家の玄関などに飾るといいでしょう。

祀る神様により男性・女性がいて、なう方向を使い分ける場合がある(男性は左なえで太陽の巡航と同じ、女性は右なえ)そうです。

両端が細い大根締めと、片側だけが細いゴボウ締めがあります。

また、通常の注連縄は右側が細く左側が太くなっていますが出雲大社の注連縄は逆で、左側が太く右側が細いです。これは、大黒締めと呼ばれます。
▶こちらの一連の記事をお読み頂くとその理由が分かってきます。

最近はクリスマスのリースの影響か華やかな飾り付けを施した丸いリース型も人気ですが、結界という意味では昔ながらの左右に張り巡らす形ものもいいかもしれませんね。もっとも、お飾りとしては形に捉われずお好きなデザインで気軽に飾れるリース型も魅力があります。

・鏡餅【KAGAMI-MOCHI】

お正月の間、歳神様がいらっしゃる依り代(よりしろ)になります。また、歳神様へのお供え物であると言う人もいます。
丸い形は、その名の通り鏡をかたどっているといわれます。

1月11には鏡開きを行い、木槌などで割って(刃物で切るのは切腹に通じ縁起がよくないので、武家社会の頃から行われなくなったといいます)調理して頂きます。

 

ところでこれらのアイテムでお迎えする歳神様とは、一体どんな存在でしょうか。本居宣長は、穀物神であると仰っている民俗学者の柳田国男は、農耕の神様一年を守護する神、農作を守護する田の神、家を守護する祖霊の3つを一つの神として信仰した素朴な民間神だと仰っています。

歳神さまとは?

また歳神さまは、女性の姿で描かれる事が多いのですが金魚亭古代史研究会として興味深いのは、陰陽家では娑伽羅竜王(しゃがらりゅうおう)の娘、女神・頗梨采女(はりさいじょ)のことで、元旦に来訪するであるという説があることです。

ご興味のある方は、よかったらこちらの記事も合わせてご覧になってみて下さいね。

▶お正月の歳神様であると一説に言われる娑伽羅竜王の娘、頗梨采女(はりさいじょ)とは?

 

2.お正月のお料理
お節料理・お雑煮・お屠蘇(とそ)・郷土料理など

・お節料理【OSECHI-RYOURI】お正月に頂く、重箱に詰めた主に三段~四段重ねのお料理です。

正式な冠婚葬祭等で食される「本膳料理」が、年神様に捧げるためのご馳走をお重に詰めた「お食い積み(おくいつみ)」と混ざって今の形になっていきました。

今のような重箱に詰める形が完全に定着したのは戦後のデパート商戦と言われます。

元旦までに作りおきをしておき、三が日の間に少しずつ頂きます。こうすると、お正月にゆっくり過ごすことができますよね。

寝正月・・・
(クッチャネ)。

一の重には田作り、黒豆、きんとん、蒲鉾などの縁起物、
二の重には保存のきく酢の物や煮物など、
三の重には肉料理や中華料理などを入れると良いそうです。

※お節料理のそれぞれの縁起物の意味※

ごまめ【Gomame】

豊作祈願。カタクチイワシの幼魚。イワシは高級肥料であった事から。別名は豊作を意味する「ごまめ(五万米)」。

黒豆【Kuro-mame】

まめに働くように。

家庭で表面がシワにならないように艶よく煮るのは、かなり難しいとされています。

栗金団【Kuri-kinton】

金運up。「金団」は黄金の団子という意味。見た目も金塊に似ています。

 

 

伊達巻き【Date-maki】

巻物に似た形から、知識が増えることを願います。

魚のすり身と卵を合わせた生地でできています。ほんのり甘さもあります。

白紅蒲鉾【Kouhaku-kamaboko】

祝儀のめでたい彩り。赤米、白米を模しているとも言われます。

 

昆布巻き【Kobu-maki】

喜ぶ(よろこんぶ)というおめでたい語呂合わせ(駄洒落ですね)。

 

 

・お雑煮【O-ZOUNI】

日本全国でお正月に食される、お餅を入れた汁物です。地方によって、醤油仕立てと味噌仕立てがあります。
四角または丸い餅に鶏肉、小松菜、人参、かまぼこ、香り付けのために三つ葉や柚子などを乗せます。地方によって具材は様々です。

・お屠蘇(とそ)【O-TOSO】

お屠蘇は、唐の時代に生まれて平安時代に貴族の間で飲まれていました。大晦日の夜に漢方薬の調合された物を日本酒またはみりんに浸しておき、明けて元旦に頂きます。

専用の酒器を用います。お銚子で一番上の杯から少しずつ注ぎ、一番年少の者から年長者の順番で頂きます。

3. お正月の風習
・初日の出・初詣で・おみくじ・お年玉・年賀状・初夢(宝絵) ・書き初め・初売りの福袋

 

 

4.初詣のおめでたいアイテム
・破魔矢・熊手・だるま

 

 

 

5.お正月の伝統的な子どもの遊び
・羽根つき・凧揚げ・駒まわし・福笑い・すごろく・かるたなど

 

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