お茶会に行ってみたい!と思ったら、是非読んで頂きたいページです。持ち物、服装、最低限の知っておきたいルールとお作法までご紹介。
日本の伝統文化に興味を持ち、お茶会に行ってみたい!と思った素敵なあなた♪
ここでは、初心者が行くことが多い「大寄せのお茶会」に参加する前に知って おきたいことをご紹介致します。
服装、持ち物、最低限のマナーなどを おさえておき、先生や先輩方に歓迎されるお客様になりましょう♪
もくじ: 1.お茶会での装いについて。女性は、着物なら白い半襟に白い足袋で紬はNG。洋服ならロングスカートやパンツがおすすめ。 2.お茶会の持ち物について。初心者でも、懐紙(お菓子を載せる白い紙)と黒文字(お菓子を切る楊枝)はできれば持っていきたいところ。その他に必要な道具についても。 3.お茶室での最低限のマナーについて。 ・お道具を傷つけるおそれのある指輪や時計、ロングネックレスはあらかじめ外しておきましょう。 ・畳のへりを踏まないように歩きます。 ・お点前をする畳(道具の置いてある畳)にも、入らないようにしましょう。 ・お茶碗などお道具を手にとって見せて頂ける時間があることもありますが、そのときは必ず「両手」で持って、「両肘を畳に付けて」。万が一落としてもしまっても、割れないようにしましょう! 4.これが出来たらカッコいい!お茶室での立ち居振る舞いについて。「座り方」「立ち方」「歩き方」「襖の開け方」「締め方」
1.お茶会での装いについて。女性は着物なら白い半襟に白い足袋で、紬はNG。洋服なら、ロングスカートやパンツがおすすめです♪
●着物の場合・・・女性はどんな着物でも、清浄な茶室の中では白い半襟に、白い足袋が基本になります。
着物の種類としては正絹【しょうけん】=絹のいわゆる「やわらかもの」、小紋、色無地のひとつ紋などがふさわしいとされています。
帯は、お太鼓が基本です。
初釜(新年一番初めのお茶会)では、おめでたい色柄などで華やかに。若いお嬢さんの振袖も喜ばれますよ。
最近は、夏は浴衣茶会などもありますね。事前にドレスコードを確認致しましょう。その場合も、素足は避け白い足袋は用意した方がいいでしょう。
夏は、夏物の着物を着て行くと素敵ですよ♪
「浴衣と夏着物の違いってなあに?」と思ったら
→▶『着物の種類は大きく分けて全部で7種類!』のページへGO
他の着物の種類についても紹介しています(^^)
お茶室でNGな着物の装いについて
・色柄の半襟とか足袋はとても可愛いけれど、正式なお茶会ではできれば我慢です(汗)お出かけやデートの時にしましょう♪
・正式なお茶会では、どんなに高価でも紬(つむぎ)など普段着の着物はよくないと言われているようです。
紬は、
最近はカジュアルなお茶会もあるかもしれないので、主催の方に趣旨を確認してみましょう。
お茶会には、洋服で行ってもいいの?その場合は何か決まりはある?
正座をするので、足下がかくれるようなふんわりとしたロングスカートやゆったりめのパンツスタイルが便利です。
足元は、マナーとして素足やストッキングのまま茶室に入るのは避け、必ず白い靴下を履きましょう。お茶室は、清浄な場所だからと言われています。
特に決まりごとはありませんが、ジーパンやサンダルなどあまりにもカジュアルなものは避けたほうが無難です(旅先で飛び込む観光名所でのお茶会などは、そんなに気にしなくてもいいかもしれないですが)。
Gパンで正座すると足もしびれるよ~。
2.お茶会の持ち物について。初心者でも、懐紙(お菓子を載せる白い紙)と黒文字(お菓子を切る楊枝)はできれば持っていきたいところ。その他に必要な道具についても。
まずはこれ!基本の2アイテム。
●懐紙(かいし)・・・お菓子を載せるために使われる長方形の和紙です。
数十枚が束になって売られています。
懐紙入れがあれば、その中に入れて持って行きます。
着物の場合は、何枚かをあらかじめ胸の中に挟んで入れておいても。
お菓子が出されてたら、このように折って(折り方は流派によって違うので先生に確認しましょう。写真は石州流の場合です)お菓子を載せて、お皿の代わりに使います。
使い終わったら、自分で持ち帰りましょうね(着物の場合は袖に入れても良いし、持参の懐紙入れにの中に入れても良いです)。
●黒文字(くろもじ)・・・和生菓子などを切り分ける楊枝です。黒文字という植物の枝で出来ています。
お茶会に参加するときは、懐紙と黒文字は最低限持っていききましょう。
お茶をやっている方に誘われた場合は、その方が用意して下さるかもしれません。また、最近はお席の側で人数分の準備をしてくれていることも多いようです。
その他の必要な持ち物について
●足袋カバー・・・和服なら、お外を歩くときに白足袋が汚れないように履きます。
●風呂敷・・・荷物をひとまとめして茶室の外に置いておくのに便利です。
慣れてきたら欲しい!その他の持ち物
●袱紗(ふくさ)・・・自分でお点前をするようになったら、必須のアイテムです。お道具を清めたり、熱い釜の蓋を取るのに折りたたんで使ったり大活躍!
お茶のお稽古では、まずこの袱紗の扱い方から習うことがほとんど。
女性は朱色、男性は少し大きめで紫色が一般的です。
お茶碗を載せてお濃茶を頂いたり、お道具を拝見する時に使います。
●袱紗入れ(ふくさいれ)・・・茶のお稽古を始めるようになったら、これらをひとまとめに入れておく「袱紗入れ」
を用意したいですね。綺麗な柄のものが色々ありますので、お好みで選んで下さい。
●白扇(はくせん)
ご挨拶の時やお道具を見るときに、自分と対象物の間に置くことよって、境界線が作れるのです。
お正客(しょうきゃく)を任されるなら、必須のアイテムです。
▶お正客って?『はじめてのお茶会講座🔰』を観てね。
はじめてのお茶会では必要ないかもしれませんが、これを持っていると通な感じ!?
先生に謝礼金をお渡しする時などに祝儀袋を乗せて差し出すのなどすると、日本のアイテムを使いこなしている感がかっこよかったりします(笑)。
3.お茶室での、最低限のマナーについて。
・お道具を傷つけるおそれのある指輪や時計、ロングネックレスはあらかじめ外しておきましょう。
・畳のへりを踏まないように歩きます。
・お点前をする畳(道具の置いてある畳)には、入らないようにしましょう。
・お茶碗などお道具を手にとって見せて頂ける時間があることもありますが、そのときは必ず「両手」で持って、「両肘を畳に付けて」。万が一落としてもしまっても、割れないようにしましょう!
●服装などに関するマナー・・・まず、お道具を傷つける可能性がある指輪やロングネックレスなどは外しておきましょう。
指輪はお茶碗などを持ったとき、長いネックレスは屈んでお道具を見るときにカチャカチャと当たってしまうかもしれないからです。
同様の理由で、長すぎるネイルチップやストーンなどが沢山付いているネイルアートなども、避けた方がいいでしょう。
またお香が炊いてある場合などもあるので、強すぎる香水なども避けます。
錦鯉爺さん 「お茶は、俗世を離れて無の境地に近付くという側面もあるからの・・・。
なるべく落ち着いた服装を心がけたいものじゃのう。」
<関連記事>お茶は、「無の境地に近づく」修行!?
●茶室でやってはいけないこと・・・お道具畳と呼ばれる、お抹茶を点てる畳に入ることは避けましょう。
畳のへりを踏むこともいけません。畳のへりには、貴重なお道具を置くことがあります。
足の裏で踏むことのないようにしましょう。
●お茶碗などのお道具を、高く持ち上げて見る・・・絶対にNGです(><)
「拝見」の時間にはお道具を手にとって裏側の銘を見たりすることもできますが、必ず「両手で持って」「両方の肘を畳に付けて」
低い位置で見るようにします。
その位置なら、万一手が滑って落としてしまっても割れることはない、という配慮からです。
たまちゃん「両肘を畳に付けた姿勢でお道具を見るのは、結構大変だね~(汗)」
錦鯉じいさん「高く持ち上げて、万が一落としてしまっては大変だからの!
昔は、お茶碗一個でお城と交換できる位貴重だったこともあるのじゃ。」
たまちゃん「ひえ~!」
3.これが出来たらカッコいい!お茶室での立ち居振る舞いについて。
「座り方」「立ち方」「歩き方」「襖の開け方」「締め方」
ぜひ、お茶会に参加されてみてくださいね!
さて次回は、金魚亭『はじめてのお茶会講座🔰』です!これさえ読めば、お茶会が30倍楽しくなること請け合いです♪
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